あまり知られていませんが、クロアチアのワイン造りは歴史は古く、紀元前４世紀まで遡ります。古くからの土着品種に加え、近年は外来品種も導入され、多種多様なワインが造られています。

[クロアチアのワインとは・・・]

大きく分けると大陸部と沿岸部の二つに分かれます。

大陸部は大陸性気候であり、夏は乾燥し、冬は寒くやや湿度があります。総生産の６０％でそのうち白が９０％です。

沿岸部は地中海性気候であり、夏は暑く、乾燥し、冬はそれほど寒くありません。赤が主体で７０％です。

今回はオススメの伝統的な土着品種のワイン２種をご用意いたしました。

〇ジェラフティナ　トォリャニッチ　（白ワイン）　グラス・・７００円　ボトル・・４０００円

生産年：２０１１年

品　　種：ジェラフティナ種（土着品種）

生産地：トォリャニッチ

特　　徴：華やかでふくよかなこの品種ならではの独特の香りがあります。

　　　　　味わいは果実味が豊かでなめらかな酸、フレッシュな飲み口。

　　　　　長く続く余韻もクロアチアの気候とこのワインの品質の良さを感じ　　　　　　　　　

　　　　　させてくれる、クロアチアを代表する辛口白ワインです。

●ディンガチ　（赤ワイン）　　　　　　　　　　　　グラス・・１０００円　ボトル・・７０００円

生産年：２００８年

品　　種：プラヴァツ・マリ種（土着品種）

生産地：ペリェシャツ

特　　徴：クロアチアでは色の濃さから赤ワインではな黒ワインと呼ばれる　　

　　　　　　土着品種を使った最高峰のワイン。

　　　　　　南に面した急斜面にある畑から採れたワインからはシナモンや

　　　　　　干し草、チェリー、紅茶などの香りがいっぱいに広がります。

　　　　　　味わいはチャーミングな果実味とシャープな酸、なめらかなタン　　　

　　　　　　ニン、後味にはエレガントな苦み、長い余韻とともに残ります。

（豆知識）

・フランスワインなどどは違い、クロアチアワインは年数を重ねずに飲むタイプが一般的だそうです

（長くても７年くらいまで）。

・乾杯の音頭は「ジヴィェリ！」　または　「ウ・ズドゥラヴィエ！」

創作料理と鉄板焼き　竹彩　　sommelier  　柿原